パイレート・クイーン (帝国劇場) 感想
パイレート・クイーンを観劇。レミゼコンビの作品(アラン・ブーブリル脚本、クロード=ミッシェル・シェーンベルク作曲)という事で話題のミュージカル。エリザベス1世統治時代の「アイルランドの海賊」のお話。
モデルとなる実在の人物を元に作られたらしい。女性が海賊の族長となり、母としても妻としても、うまく成功を収める、的にまとまっていたが・・・。
海賊の族長の娘(グレイス・オマリー)は恋人(ティアナン)が居るにもかかわらず、祖国を救う手段として、好きでもない男(ドーナル)と政略結婚し子供を生む。ドーナルが海賊の仲間を裏切るような行為を犯し、死んでしまうとティアナンとよりを戻し、ティアナンがグレイスに僕のように寄り添い・・・っていう。
現代に置き換えたら「カツマー(勝間和代)ぢゃないのか?この人は・・・」と感じ、カツマー(経済評論家であり、公認会計士。また、3人の子の母でもある勝間氏に触発されて勉強する人たちをカツマーと呼ぶ)ではない自分としては、主人公に共感を持つことが出来なかった。今までも「自分の生き方を求めた女」「弱そうで強い女」がヒロインのミュージカルは山ほどあった。スカーレットオハラ、エリザベート、マリーアントワネットなど。レミゼやミスサイゴンにもそういう女はたくさん出てくる。どの人も足りない部分や弱い部分があって、傷つきながらも懸命に生きていた。最後の時には何がしかの悟りと安らぎを得る、という人生で締めくくられていたと思う。
が、グレイスのように完璧な女性が主人公だと「カツマー化推進運動?」「でも、カツマー目指して挫折してる人多いんじゃない??」とか思ってしまい、素直に感動は出来なかった。ただでさえも働けども、税金はガッポリ取られて、普通に会社に行くだけでもストレスだらけだっちゅうに・・・。溺れない程度にしか泳がない。いや、泳げない。あんまり「女性よ!大志を抱け!」みたいな事を言われてもなぁ。ブログめぐりをしたらウエストエンドではコケたようだった。
最近視聴した韓国ドラマ「千秋太后」も武力強化を重んじた強い女帝が主人公だけど、この人にもウィークポイントは多数存在したので(子供が繊細すぎて期待通りに育たないとか、愛した男に裏切られるとか。兄弟にもその存在感を脅威に思われ遠ざけられるとか)強いながらも、たくさん傷つき、涙を流し、人間くささを感じさせてくれて、共感が持てた。


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