December 09, 2009

パイレート・クイーン (帝国劇場) 感想

 パイレート・クイーンを観劇。レミゼコンビの作品(アラン・ブーブリル脚本、クロード=ミッシェル・シェーンベルク作曲)という事で話題のミュージカル。エリザベス1世統治時代の「アイルランドの海賊」のお話。

 モデルとなる実在の人物を元に作られたらしい。女性が海賊の族長となり、母としても妻としても、うまく成功を収める、的にまとまっていたが・・・。

 海賊の族長の娘(グレイス・オマリー)は恋人(ティアナン)が居るにもかかわらず、祖国を救う手段として、好きでもない男(ドーナル)と政略結婚し子供を生む。ドーナルが海賊の仲間を裏切るような行為を犯し、死んでしまうとティアナンとよりを戻し、ティアナンがグレイスに僕のように寄り添い・・・っていう。

 現代に置き換えたら「カツマー(勝間和代)ぢゃないのか?この人は・・・」と感じ、カツマー(経済評論家であり、公認会計士。また、3人の子の母でもある勝間氏に触発されて勉強する人たちをカツマーと呼ぶ)ではない自分としては、主人公に共感を持つことが出来なかった。今までも「自分の生き方を求めた女」「弱そうで強い女」がヒロインのミュージカルは山ほどあった。スカーレットオハラ、エリザベート、マリーアントワネットなど。レミゼやミスサイゴンにもそういう女はたくさん出てくる。どの人も足りない部分や弱い部分があって、傷つきながらも懸命に生きていた。最後の時には何がしかの悟りと安らぎを得る、という人生で締めくくられていたと思う。

 が、グレイスのように完璧な女性が主人公だと「カツマー化推進運動?」「でも、カツマー目指して挫折してる人多いんじゃない??」とか思ってしまい、素直に感動は出来なかった。ただでさえも働けども、税金はガッポリ取られて、普通に会社に行くだけでもストレスだらけだっちゅうに・・・。溺れない程度にしか泳がない。いや、泳げない。あんまり「女性よ!大志を抱け!」みたいな事を言われてもなぁ。ブログめぐりをしたらウエストエンドではコケたようだった。

 最近視聴した韓国ドラマ「千秋太后」も武力強化を重んじた強い女帝が主人公だけど、この人にもウィークポイントは多数存在したので(子供が繊細すぎて期待通りに育たないとか、愛した男に裏切られるとか。兄弟にもその存在感を脅威に思われ遠ざけられるとか)強いながらも、たくさん傷つき、涙を流し、人間くささを感じさせてくれて、共感が持てた。

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October 17, 2009

「蛮幽鬼」 劇団新感線 IN新橋演舞場

「蛮幽鬼」見てきました。劇場が会社から近いのが嬉しい。

 いつもの通り、粗筋も何もわからないまま観劇。途中で「モンテクリスト伯」みたいな構成だなぁ~、と思ったら、やっぱり岩窟王が下地になっていたようだ。

 エンタメとして、すごく面白かった。上川隆也も演技上手いし、殺陣もなかなかのもので、さすが~って感じですが、一番良かったのは早乙女太一。今回、帝の妻、みこと(帝亡き後は自分が帝になる人物)の護衛剣士の役どころ。本人も「女形よりも男役の殺陣の方が好き」と言ってるだけあって、殺陣のシーンがメチャメチャよかった。身体は軽いし、柔らかいし、縦横無尽で、まるで殺陣の舞。牛若丸とか眠狂四郎とか、ぜひぜひ演じて欲しい。。声もいいしね♪まだ18歳だから、背も少しは伸びるだろうし、将来が楽しみ。若いってすばらしい~なんて思っちゃいました。

 (以下ネタバレ)それから、照明デザインも秀逸だった。斬るシーンとか、音の効果もあいまって、話を盛り上げていた。新感線は映像の使い方も抜群に上手い。客演の主演組はシリアスな芝居運びで、面白系は劇団員が担当。このバランスもすごく良かった。ストーリーのキーマンの謎の男(堺正人が演じているサジ)の動機ってか、目的みたいなのが??な部分はあるにはあったけど。何で七面倒な陰謀だの策略だの企てたわけ?という事が十分に説明されていなかった気がする。それから、土門がみことに殺される部分もよくわからなかった。かつて結婚を約束した仲の自分を待たずに、権力欲しさに、裏切って大王と結婚した事を恨んでいるという説明だったけど、10年も経ってたら、普通待ってないだろう~。それに、お互いに許しあえばいいんじゃない?とか思ったり。まだみことに未練があって殺せないから、自分が死ぬの?ちょっと短絡的な展開では?と思いながら見ていた。

 よくよく考えたら、3時間の演劇だろうと、50話の韓国ドラマだろうと、面白い構成というか、成功パターンというものは変わらないんだなぁ。とか見ながら思ったり。

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September 24, 2009

コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へ

 ちょっと無謀かな~とか思いつつ見てきました。連続9時間公演という、なんともチャレンジャーな公演。あんまりチラシを読み込まずにチケットを買ったため、蓋をあけたらびっくり~。半分修行に近いような状態でした。ロシア演劇の中でも、政治や革命に身を捧げた人たちの戯曲なので、台詞が抽象的だったりして難解で・・・。オマケに機関銃のような台詞もあり、完全に現場で理解することは早々に諦めました。分かる部分だけわかればいいや・・・っていう。隣や後ろでも「難しいね」とか「全然わかんない」という声も聞こえ、なんだかホッとする。パンフレット購入者が多かったのは、きっと「後で解説を読もう」と思った人が居たせいでは。。。

 しかし、人間というのは、あれだけの膨大な台詞を覚えられるものなのね・・・と関心した。特に、阿部寛 アレクサンドル・ゲルツェン(思想家)と勝村政信 ミハイル・バクーニン(バクーニン家の長男。革命家)の台詞がすごかった。400字詰めの原稿用紙にしたら何枚分??とてつもなく恐ろしいほどの枚数に違いない。時代背景なんかも難しいし。

意外な事にあまり眠くならなかった。舞台から出てくる出演者の気迫のせいか、もしくは、観客の「楽しむぞ」という熱心なオーラのせいか。
なかなか楽しい体験でしたが、9時間鑑賞は、正直、もういいかな~という感じです。しかし、ニナガワさんは、いつでも挑戦し続けていて、すごい人だと思う。

Bunkamura20周年記念特別企画
コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へ
第一部:VOYAGE「船出」
第二部:SHIPWRECK「難破」
第三部:SALVAGE「漂着」

http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/09_coast/index.html

<HPから>

Bunkamura20周年の今秋、シアターコクーンでは日本公演が切望されていた、トム・ストッパードの大作を蜷川幸雄演出で上演いたします。2002年にロンドンで初演、2006年にはニューヨークで上演され、ダイナミックなドラマ性とあふれる知的ユーモア満載の舞台は話題を独占、絶大な支持を得ました。激動の19世紀のロシアを舞台に、若き知識人達が、理想の社会を求めて他の地へ。挫折や絶望を経験しながらも・・・。やがて培われた熱い思いは彼らから子供たちに受け継がれていく30年以上に渡って展開する壮大な歴史ロマン。登場人物は70名以上、3部合わせての上演時間が9時間の超大作です。2000年の『グリークス』で強烈な衝撃と興奮を生み出した蜷川が再び大作に挑みます!

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September 05, 2009

BRACK BARD 世田谷パブリックシアター

 世田谷パブリックシアターで「ブラック バード」を見てきました。内野聖陽、伊藤歩の2人芝居。衝撃的な内容でブロードウェーでも話題になった作品という事でしたが・・・。

 そりゃー、そうだよねー。この内容。って感じで。昔ウッチーが主演した「月のかたち」というドラマを思い出した。犯罪者と被害者。敵対関係のはずなのに、一緒に逃避行しているうちに、奇妙な協力関係が生まれ、恋愛関係に陥ってしまうという現象があるらしく、それをとりあげた単発ドラマだった。そのドラマの主演は大竹しのぶ氏。

 確か「ストックホルム症候群」と呼ばれた事件が元ネタになっていたドラマだった。

スウェーデン、ストックホルム発「銀行強盗事件」
1973年、ストックホルムの銀行を強盗が襲い、犯人は数人の人質をとって立てこもった。警官隊と何度も衝突をくり返し、人質が解放されたのは、事件発生から1週間後。

しかし、人質を解放した後、事件関係者は不思議なことに気づく。当然、犯人を憎むはずの人質が、口々に犯人をかばうような証言をするのだ。それだけではなく、「感謝されるはずの」警察を、侮辱するようなことさえ口にする。


そのうえ、事件が解決した後、人質の1人であった女性が、なんと、犯人グループの一人と結婚してしまう。これが、最初に有名になった「ストックホルム症候群」で、この症候群は、この事件から名付けられた。
スウェーデン、ストックホルム発「銀行強盗事件」
1973年、ストックホルムの銀行を強盗が襲い、犯人は数人の人質をとって立てこもった。警官隊と何度も衝突をくり返し、人質が解放されたのは、事件発生から1週間後。

しかし、人質を解放した後、事件関係者は不思議なことに気づく。当然、犯人を憎むはずの人質が、口々に犯人をかばうような証言をするのだ。それだけではなく、「感謝されるはずの」警察を、侮辱するようなことさえ口にする。


そのうえ、事件が解決した後、人質の1人であった女性が、なんと、犯人グループの一人と結婚してしまう。これが、最初に有名になった「ストックホルム症候群」で、この症候群は、この事件から名付けられた。

 今回のブラックバードも、犯罪者と被害者の関係性を描いた作品なんだけれども・・・。なんかこの作品の意図することがよくわからなくて、なんとも言えない印象を残した作品だった。単に「問題作」「話題性」となることを狙って作られたような作品のような気がして。ウッチーファンらしき人の「既に何度も見ている」ような会話があちこちで聞かれたけど、私的には1回見れば十分な作品だった。

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September 02, 2009

「ザ・ダイバー」 野田秀樹

 池袋の芸術劇場でに野田秀樹氏の「ザ・ダイバー」を見てきた。

 野田氏が池袋芸術劇場芸術監督就任したのを記念して、上演が決まった。池袋で演劇なんて、もう何年も見ていない・・・。通勤で乗換えに使う駅であり、駅ビルでたま~に洋服買ったり、デパ地下でお惣菜買ったり・・・っていう駅と化していた。芝居やミュージカルを見るのは、有楽町、渋谷、三軒茶屋、新宿、あたりが多い。私の場合。たまに赤坂とか。

  出演者は、大竹しのぶ、野田秀樹、渡辺いっけい、北村有起哉の4人。セットとか限りなくシンプルで小道具の使い方もさすが! 最近のミュージカルとかお芝居は、大掛かりなセットとか多くて、結構「ハイテク」の存在を感じる事が多いんだけど、これは本当に作り手たちが試行錯誤で生み出した作品、という感じだった。演じることが好きな役者さんたちだから文句も出ないんだろうけど・・・。演じる人はかなり大変だと思った。

 殺人を犯した女が、多重人格障害の症状を発しながら、取調べを受けている。医師による精神分析などで、次第に事件の内容がわかってくる・・・。内容は重かったけど、裁判員制度も始まった事もあり、考えさせられる部分も多かった。http://www.nodamap.com/productions/thediver/

 <ネタバレ>女は発作的に殺人を犯したのだが、そこに至るまでには、男に騙されてひどい目にあい、精神障害を引き起こしたという経緯があった。そんな精神状態と過去を持つ女を裁くことは出来ますか?という問いかけを含んでいた。

 作品を見終わって、野田さんの作品世界とキム・ギドクの作品世界にちょっと通じるものを感じた。基本的には全然違うけど、ワールドが全開になっている部分が同じニオイを感じる。野田氏はアジア各国をはじめとして、海外交流なども考えているようだから、楽しみだ。同じ演目でも、国によって、力を入れる部分や演出が全く違うし、そういうのが面白いので。

 

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July 15, 2009

ガブリエル・シャネル(新橋演舞場) 観劇

 今井翼ファンの人に誘われて、新橋演舞場で「シャネル」を見る。主演は大地真央。その恋人役で翼君が出ている。ストレートプレイかと思っていたら、歌付き芝居でした。構成も良いし、台本や曲も良くて、良い作品だったので、素直に嬉しい。

 舞台は、やや年老いたシャネルのつぶやきから始まる。その演技が、何度も見た「風と共に去りぬ」のスカーレットと同じ~・・・ってテンション下がったのだけど、後半に進むにつれて「やっぱり大地真央って、実は演技が上手」という事を再認識するに至ったのだった。

 幼い頃のコミカルな演技、年老いた後の演技で見る人の目を離さない、飽きさせない。そして何よりも、主役としてのオーラがすごい。演出も序盤から終盤までが、同じトーンじゃなかったのも良かったんだと思う。真央様の実力と魅力が存分に発揮されていた。これはやっぱり踊りや歌の基礎がしっかりと出来ているからだと思う。

 普通はコミック担当とかダンス担当とか分かれているけれども、今回は色んな俳優が、その都度色んな役柄を演じていて、演技のふり幅の広い人ばかりだったので、全然飽きる事が無かった。演じる人の魅力を引き出した演出家の力も大きいと思う。

 演出は宮田慶子氏。彼女の演出した芝居は何度か見たことがある。どれも「ものすごく記憶に残る」まではいかないけれども良い作品だったと思う。才能がある人だと再認識。今回のお芝居で、好きな演出家になった。

 脚本も良かった。わかりやすいし、妙に感傷に走る事も無く、程よくメッセージも伝わってきた。そしてシャネルの服が受け入れられた理由もよ~くわかった。

 客席にはジャニーズの東山紀之の姿も。素でノーメイクっぽかったけど、顔小さいし、スタイルいいし、やっぱカッコいい~。オーラ出てました。。。隣にV6の坂本氏が居たらしいけど、わからなかった・・・。マネかと思ってた私。。。

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March 28, 2009

ドン・ジュアン(イタリア語ではドン・ファン) ミュージカル鑑賞In韓国

2月に韓国に行ったときに、念願のミュージカルを鑑賞。

韓国でも日本と同じように、ミュージカル・演劇などの上演はかなり盛ん。オリジナル作品も結構多い。

この「ドン・ジュアン」はフランス産のミュージカルで、全編がほぼ歌で進行していく形式で「モーツアルト」に近いものがあると思った。でも、決定的に違うのは、オリジナルキャスト(スペイン人)が客演しているということ。韓国人は主に歌のパートを。スペイン人はオリジナルどおりと思われる素晴らしい踊りを披露している。ドン・ファンの話だから、当然フラメンコチックな激しいダンスあり。オリジナルキャストだからこその迫力と熟練度。そして韓国人は民族的に歌が上手い人が多いので、非常に満足した舞台だった。

 正直、韓国のミュージカルは日本のミュージカルと同じくらいの金額でチケットが販売されている。韓国の方が、全体的な物価が安いことを考えると、韓国人にとって、ミュージカルのチケットはかなり高いのではないだろうか。それでも、このミュージカルは、私が見に行った日はほぼ満席だった。結構若い男の子の姿も多かったし。・・・もしかしたら、テレビドラマでブレイクした若手俳優(チュ・ジフン)が主演を努めていたせい?? 歌も踊りも、彼には悪いけど「全然上手そうに思えない彼が、どうしてこのミュージカルに出演するのか?」って事が私の最大の関心ごとになって、このミュージカルが余計に見たかったのだけど、不安をよそに、彼はきちんとやるべきことを、周囲の足を引っ張らない程度にきっちりとこなしていたのだった。正直、踊りに関しては「もっと基本から叩き込んで習熟して欲しい」と感じたけど、歌と演技に関しては、合格点があげられると思った。ちょっとビックリした。

 

 ドン・ジュアンに関しては、かなり良い作品で、メチャクチャ楽しめたので「行って良かったな~」と思った。台詞とか殆ど理解していない割りに、流れは掴めたように思うし。男前で、剣の腕もたち、貴族の家柄で、当然のごとく女にもモテモテのドン・ジュアン。付き合う女には事欠かなかったけど、誰かを真剣に好きになった事は無くて、かなり傲慢で投げやりな日々。そんな彼が、ある日、彫刻家のマリアに出会い、稲妻に打たれたみたいな恋に落ちる。だけど彼女には婚約者が居て・・・。みたいな話で。愛とは何ぞや、って事が初めてわかったその時に、彼はそれを手に入れる事が無く死んでいく・・・というような悲劇的な話だった(と思う)。

 楽曲も良かっただけに、内容を確認したい事もあって、ぜひ日本でも上演して欲しい。劇団四季はウエストエンド、帝国劇場はウィーンものやイギリスものが多くて、なんかいい加減、まったく別のテイストが欲しいな~って思うし。

 このミュージカルに出演していた、ドン・ジュアンのお父さん役の人が「映画は映画だ」のヤクザの親分を演じている人だと、さっき急に気づく。映画を見ていて「どこかで見覚えのある顔・・・」って気になっていたのでパンフレットで名前を確認。やっぱりそうだった。

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February 06, 2009

パイパーを見てきました (NODA MAP) シアターコクーン

渋谷のシアターコクーンで「パイパー」見てきました。今回もやっぱり期待は裏切られなかった。

 野田秀樹が作る作品は「演劇の原点」を感じさせてくれる。たいそうな舞台セットや豪華な衣装、洗練されたダンスパフォーマンス、歌、ハイテクな舞台機構、など無くても、十分に質が高くて面白い舞台が作れることがよくわかる。それで、作品の核にはどこか青臭い”理想像の模索”や”作家の主張”が感じられて、「観客におもねる舞台」というよりも「作家が作りたい舞台」なんだという事もひしひしと伝わってくる。こういう作品はどんどん若い人に見て欲しいと思う。演じていたのは、TVなどでは「スター」として扱われるような女優さん(宮沢りえ、松たかこ 他)や俳優(橋詰功)だけれども、板の上では完全にただの役者、という感じで存在しており、早口の言葉遊び的台詞の応酬もあって、圧巻。

 これは野田さんの「創造力」の賜物だと思う。

 見ているほうも面白かったけど、演じる人にとっても、カタルシスが得られるような舞台だと思った。こういう舞台を見ると、ワクワクするし、ちょっと遠くても行ってよかったな~と思う。・・・しかし、最近、チラシやらHPをあまりゆっくりとチェックするゆとりが全然無くて・・・。大きな感動を取り逃がしていたりはしないだろうか?と思ったりする。

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January 13, 2009

「スーザンを探して」を見てきた シアタークリエにて

シアタークリエにて「スーザンを探して」を見てきた。

公式ページ
http://www.tohostage.com/susan/index.html

保坂知寿と真琴つばさ(Wキャスト)の日でした。つばささんは、プライベートな姿を偶然に見かけたことがあって、あまりにものカッコよさにビックリ~!した記憶があるけれど、舞台上の姿も、やっぱりカッコよかった・・・。イケイケのオネーチャン役で、映画ではマドンナが演じた役のようです。

 クリエは最前列が本当に舞台に近くて、なんだか自分だけのために演じてもらってるような気分になれる劇場です。知寿さんも、吉野さんも近くて、カーテンコールでは誰を見ていいのかわからない状態だった。

 歌も踊りもストーリーも、大人が楽しめるお話でした。んでもって、舞台のレベルが高い!大満足。

 10年前に比べたら、日本で上演されるミュージカルのレベルが格段に上がっていると思う。80年代にキャッツやオペラ座の怪人、宝塚を見た世代が「いつか自分も・・・」って思って、その道を目指して努力してきた人が現役の役者さんになってきているのだろう。見るほうにとっては嬉しいけど、演じるほうは大変だと思う。。。

 にもかかわらず、最近、劇場に行くと「昔ほどのチケの勢いが無いよね・・」と感じることが多い。質も内容も向上しているのに、売り上げも右肩あがりとはいかない。

 理不尽だし、厳しい現実だけど、こんな時代もあるよね。という事で。グローバル化の影響も確かにあると思うし。自分の行動で実感。最近の感心は内より外に向いてる感じだから。

 今はパスポートだのなんだのあって、渡航手続きもちょっと面倒だけど、そのうち簡単なチップによる本人確認とかになって、ロケット便みたいなのが開発されたら・・・人の興味も行動ももっと様変わりするよね。きっと・・・。

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November 15, 2008

World’s Wing 翼 Premium 2008 in 日生劇場

 タッキー&翼の翼の方の単独公演を見に行く事になり、見てきました。ジャニーズはタッキーの舞台や、堂本光一のSHOCKをDVDで見たことがある。

 今回の舞台は、2部構成で、1部が「善」と「悪」をテーマにした歌と踊りによるストーリー仕立てのレビュー。2部は宝塚風のレビューで、ショー的要素が強い感じ。1部は芸術性も感じられるには感じられたけど、私的には2部の方が良かった。

 彼ら(ジャニーズ)のショーの特徴は、若さを生かしたショーに徹底しているという事。主役はもちろん、バックで踊っている子達も、ノンストップで踊り続け、バック転を披露し続け・・・っていう。あれは若くなければ絶対に無理!!!そして、そのレベルはかなりのモノ。初めて見れば、かなり感動出来る事は出来ると思う・・・。

 ただ、残念なのは、やっている内容が、それぞれかなり被っている事。ロープ技とか、太鼓とか扇とか早変わりとか・・・。何か特別な個性が無いと、その人らしさを感じられないというか。皆器用で、歌も踊りもこなしてすごいと思うんだけど、後に出てきた人は、新鮮味が半減して損しちゃうような気がします。

それにしても、あれだけの熱い舞台を目の前で繰り広げられても、ファンはじっと静かに物音一つ立てず、見守っていて・・・。そういう注意書きが事前にあるそうで。それを忠実に守っているという事のようです。ジャニーズはファンマナーがとても良いと思いました。

 随分前に見たのに、今更の感想になりました。

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