官僚たちの夏~TBSで7月放送
英雄時代が予想外に面白かったのと、途中で打ち切りになっているため、続きが気になったこと、個人的に「朴正煕大統」「金鐘泌」という人物に興味を持ったため、この時代について書かれている本を探して読んでみた。図書館で見つけた「韓国危うし」小谷豪治郎氏 著はとてもまとまっていて、わかりやすく、人物描写も具体的でとても面白かった。
韓国の近代化を引張っていったのは、軍人たちによる統治だったのだけど、それは常に北朝鮮に脅かされている韓国ならでは、という事情がよくわかった。国が政治的に混乱したり、非常事態に陥った場合、常に38度線が北の脅威に晒されているため、隙を見せると北が即座に攻撃に打って出る。実際に清瓦台付近まで北朝鮮の特殊部隊が迫ってきた事も何度かあったようだ。結果、戒厳令が発令されて、軍部が実権を握るようになる。しかし、その陰には金鐘泌のような実力者の支えが常に必要だった。彼の内外での人脈や政治的な活動が韓国の近代化を下支えしていた。
韓国の陰の実力者が金鐘泌なら日本は・・・?と思って調べたら、下村治という大蔵官僚が池田勇人内閣の所得倍増計画を実現する時に活躍していた事を知った。興味を持ったので、この人の本も借りて読んでみた「日本は悪くない、悪いのはアメリカだ」(下村治)。これは、なかなか面白かった、下村博士の歯切れもいいし、経済の事がわからない人にもわかるように書いてある。「思い邪なし~下村治と激動の昭和経済」(水木楊)。これは、一見、あたりはいいのだが、読み進んでみるとイマイチだった。記述が断片的すぎるし経済政策の要約みたいな事がさらっとまとめてあり、一見読みやすいのだけど、シロウトには全然理解が出来ないので。
・・・と、タイムリーな事にTBSで7月から城山三郎の小説が原作の「官僚たちの夏」というドラマが放送になるらしい。昭和の経済復興期の話で、通産官僚がモデルになっているみたい。小説、ドラマの両方、見てみたいと思う。もしかしたら下村治も登場するかも?!
韓国ドラマの「第五共和国」も見たいし・・・韓国は、朴正煕大統領暗殺後に、やはり軍部の全斗煥(チョンドファン)が実権を握る事になるのだけど、その時代を描いたドラマで英雄時代の続きともいえる内容らしい。北の影響が大きいのだけど、韓国はつい最近まで軍部の力が強く、完全な民主主義とは言いがたかったみたいで。ちょっと驚き。


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