李明博自伝「英雄時代」の前に
イ・ミョンバク自伝を読んだ。誰もが知る通り、明博氏は、大財閥となった現代を辞して、ソウル市長になり、その後大統領になった人物。現代を巨大企業へと成長させた最大の功労者でもある。
時代を切り拓いた人の話だけあってかなり面白い。男版おしんを地で行く感じ。赤貧の時代を耐え、生き抜き、決してあきらめずに、希望を失わない生き方は、一読の価値がある。
苦労人であったけれども、額に汗して努力すればそれが報われる時代の雰囲気も伝わってきた。試行錯誤の末新規ビジネスにも果敢にチャレンジして、次々に振りかぶってくる困難や苦境も自力で乗り越えるしか無かった事が淡々と綴られている。自慢や自我自賛は文面からは排除されているので読んでいても嫌味がない。また、政治に関する生々しい事件も触れられているけれども、変に感情的になる事がない分読みやすい。明博氏は、マニュアルや生き方のお手本をハウツー本などからラクに入手でき、人の知恵を手軽に借りる事が出来る時代の「やりがい」とは比べ物にならない程の「苦労」と「喜び」を知っている人かもしれない。しかし、この人は何でこんなに強いんだろうね~、と感心した。
「英雄時代」というドラマは現代とサムスンの創始者がモデルになっているドラマ。自伝を読んだら「絶対に見なくちゃ」という気になった。今、途中まで見始めたけれども、想像以上に面白くてかなりはまっている。


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