ドン・ジュアン(イタリア語ではドン・ファン) ミュージカル鑑賞In韓国
2月に韓国に行ったときに、念願のミュージカルを鑑賞。
韓国でも日本と同じように、ミュージカル・演劇などの上演はかなり盛ん。オリジナル作品も結構多い。
この「ドン・ジュアン」はフランス産のミュージカルで、全編がほぼ歌で進行していく形式で「モーツアルト」に近いものがあると思った。でも、決定的に違うのは、オリジナルキャスト(スペイン人)が客演しているということ。韓国人は主に歌のパートを。スペイン人はオリジナルどおりと思われる素晴らしい踊りを披露している。ドン・ファンの話だから、当然フラメンコチックな激しいダンスあり。オリジナルキャストだからこその迫力と熟練度。そして韓国人は民族的に歌が上手い人が多いので、非常に満足した舞台だった。
正直、韓国のミュージカルは日本のミュージカルと同じくらいの金額でチケットが販売されている。韓国の方が、全体的な物価が安いことを考えると、韓国人にとって、ミュージカルのチケットはかなり高いのではないだろうか。それでも、このミュージカルは、私が見に行った日はほぼ満席だった。結構若い男の子の姿も多かったし。・・・もしかしたら、テレビドラマでブレイクした若手俳優(チュ・ジフン)が主演を努めていたせい?? 歌も踊りも、彼には悪いけど「全然上手そうに思えない彼が、どうしてこのミュージカルに出演するのか?」って事が私の最大の関心ごとになって、このミュージカルが余計に見たかったのだけど、不安をよそに、彼はきちんとやるべきことを、周囲の足を引っ張らない程度にきっちりとこなしていたのだった。正直、踊りに関しては「もっと基本から叩き込んで習熟して欲しい」と感じたけど、歌と演技に関しては、合格点があげられると思った。ちょっとビックリした。
ドン・ジュアンに関しては、かなり良い作品で、メチャクチャ楽しめたので「行って良かったな~」と思った。台詞とか殆ど理解していない割りに、流れは掴めたように思うし。男前で、剣の腕もたち、貴族の家柄で、当然のごとく女にもモテモテのドン・ジュアン。付き合う女には事欠かなかったけど、誰かを真剣に好きになった事は無くて、かなり傲慢で投げやりな日々。そんな彼が、ある日、彫刻家のマリアに出会い、稲妻に打たれたみたいな恋に落ちる。だけど彼女には婚約者が居て・・・。みたいな話で。愛とは何ぞや、って事が初めてわかったその時に、彼はそれを手に入れる事が無く死んでいく・・・というような悲劇的な話だった(と思う)。
楽曲も良かっただけに、内容を確認したい事もあって、ぜひ日本でも上演して欲しい。劇団四季はウエストエンド、帝国劇場はウィーンものやイギリスものが多くて、なんかいい加減、まったく別のテイストが欲しいな~って思うし。
このミュージカルに出演していた、ドン・ジュアンのお父さん役の人が「映画は映画だ」のヤクザの親分を演じている人だと、さっき急に気づく。映画を見ていて「どこかで見覚えのある顔・・・」って気になっていたのでパンフレットで名前を確認。やっぱりそうだった。


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