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October 13, 2008

私生活

 シアタークリエにて「私生活」を見てきました。主演は内野聖陽(エリオット)、寺島しのぶ(アマンダ)、中嶋朋子(シビル)、橋本じゅん(ビクター)。役者揃いなんで楽しみ~♪と思ってこの日が来るのがワクワクでした。

 1930年に初演された作品らしいですが、今見ても新鮮でした。

 エリオット&シビル、アマンダ&ビクターがそれぞれ、新婚旅行でフランスの高級リゾートホテルを訪れている。そこで、偶然にエリオットとアマンダが再会する。実は二人は5年前に大喧嘩の末に離婚した元夫婦だった。その場で二人は再び恋に堕ち、アマンダの所有するパリのアパートに駆け落ちする。しばらくは仲良くしていた二人だが、やっぱりというか、なんというか。お互いに黙ったり、一歩譲る事の出来ない性格の2人は再び大喧嘩、そこにシビルとビクターが訪れてくる・・・。詳しい感想は次に続く・・・。

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October 12, 2008

宿命

正直、チラシを見ても、予告編を見ても食指が動かなかったけど、まぁ見ることに。2007年の韓国映画でソン・スンホンとクォン・サンウが主演。どちらの名前を先に出すか?とかそんな事が話題にもなったけど、ツートップ映画という割りに、ラストは・・・!だし。ある意味スリートップ映画。しかし、ポスターやチラシ、宣伝では2人にしか焦点当たってないけど。映画を見たところ、ソン・スンホンの方がメインに見えました。

最初から最後まで派手なアクションシーンの連続。俳優は肉体酷使でかなり大変だったと思うけど、あんまり報われていないな~、と残念に思う。

大体において、今時、ヤクザの派手な抗争なんてあるのか?しかも拳銃も使わず、鉄パイプで?あんなに派手に暴れてけが人出たら警察のお世話になるんじゃないの?とか。これは脚本や演出の大きなミスだと思う。

カメラワークも単調でイマイチだし、音楽の付け方もなぁ~。なんていうか、全体的に全てが噛み合っていない感じの中途半端さが否めない。

派手なアクションを前面に押し出すのなら、人間関係はハリウッドのメジャー映画並に分かりやすい構成でいいのに、人間模様も複雑な葛藤入れ込んであって。でも、その因果関係もそんなにわかりいいものでなかったし、説得力に欠けた。正直、イマイチだったなぁ~。

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人形の家 (In シアターコクーン)

 デビット・ルヴォー 演出の人形の家を見てきた。 主演は宮沢りえ、堤真一。シアターコクーン。

 ルヴォー演出はなんていうか・・・上手く言えないけど、好き。雰囲気というか、その空間が。今回もルヴォーが演出する作品なので大注目ということで見に行った。「人形の家」題名はよく聞くけど、見たことも読んだ事も無くて。見終わって「あぁ、そいうえば、これは映画でもあったはず」と思った。

 劇場の四方から中央に設置している舞台を見るスタイルで(野田さん時と同じ)、どの客席から見ても役者さんが近い!空間の密度が濃くて、大きくなったベニサンピットみたいだった。主人公ノラの家の居間に人が出入りすることで、話がどんどん展開していくグランドホテル形式。その居間では、天真爛漫で幸せそのもののセレブ主婦「ノラ」の知られざる過去が語られ、秘密がちょっとづつバレてきて、どうなるんだろう~?という好奇心と興味がそそられ、サスペンスチックな展開にドキドキ。

 はじめは「ノラってかわいいだけのお気楽なバカ女?」と思ってたけど、中盤あたりから「これってダンナが悪いよねー」と思うようになった。一見理解がある理想的な男に見えるんだけど、実は「『見たくないもの』は見ない」「自分の価値観で、見た目どおりにしか判断しない」「自分に害が及びそうな時は逃げの体勢」っていうガッカリ度No1になりそうな、伊達男。でも稼ぎはいいし、見た目もグッドだし、妻に対する態度もハナマルもので。多分はたから見たら「イケ面だし、奥さんにも優しいし、理想的なご主人ねぇ~」なんて言われそうな人そのもの。

 ノラはお気楽で天真爛漫に見えるけど、実は体面を気にしすぎる傾向がある。そんな事で家族にも秘密が増え、いつの間にか自分まで騙して家や夫のために人知れず奔走した過去がある。ノラの秘密が徐々に暴かれるに従って、周囲との人間関係にも変化が生じ、最後にはノラ自身に避けられない変化が生じる。修羅場を通り抜けてやっと気づくというか、大人になるというか。とにかく、色んな事を悟る。それまで「幸せ」と思っていた生活が、実は、過保護な父や夫の「操り人形」的生活で「求められている偶像を演じていたに過ぎなかった」という事を。「今までの自分の生活を捨ててやり直す」と決心する。「私はかわいいだけのお人形じゃない!」女の人権、自分らしく生きる権利、に気づく瞬間。そして”人形の家”は崩壊する。。。

 ここまで見て「そうか、これはウーマンリブの時代に描かれたものなんだなー」と気づく(遅っ!)ノラの独白はもっともなんだけど、でも今の時代に・・・こんな妻(夫に歯向かう事も無く、自分を押し殺し続ける)っているだろうか・・・とも思う。妻でなくて子に置き換えたら、ありうるなー、と思ったけど。例え望んでやっていても、何かのきっかけで爆発!とかありうるよね~。

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